新しい習慣を身に付けたいけど、情熱が続かない人へのおすすめ本
東京へ来てから、もし一生ここに働いて住もうと考えていたら、自分はこれからどういう人間でありたいかと考えた時に、『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』(英語名:Atomic Habits)という本に出会いました。
本来は新しい習慣を身に付けたいと考え、この本を手に取りましたが、まさか私はどういう人になりたいかというところまで影響を与えてくれると思いませんでした。
本日は私に多大な影響をくれた本ー『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』を紹介したいと思います。
本の内容を実験して私が成功した習慣/勉強
- ピアノの練習:2022/1~
- ダイエット(運動の習慣):2022/4~
- 週に3回30分以上本を読むこと:2022/6~
- 長時間/期間の集中力
- python100日の挑戦
- ファイナンシャルプランナー3級の合格
- 基本情報技術者の合格
こんな人におすすめしたい
- 新しい習慣をつけたい人
- ダイエットの習慣(運動)が続かない人
- 新しい習慣に対して集中力を高めたい人
習慣を捉え直してみましょう
習慣について
本書では最初に習慣について書かれています。習慣とは人が省エネで暮らすために、発展させてきた機能の一つと言えるでしょう。
例えば、朝起きてから、顔を洗い、歯を磨き、服を着替え、朝ごはん食べてから出勤するという平日の朝に行う一連の行為はもうすでに習慣で満たされていますね。(笑)
生活中の40~50%の行為は習慣です。また、持っている習慣は何かを決める時にも影響を与えます。
実際の流れを考えてみると👇のように時間が経つに連れて習慣は自分がどういう人かを作り上げると思います。
新しい習慣を作る時のやり方
本書では4つの法則という考え方についても書かれています。また、具体的なやり方まで詳しく紹介しています(ここでは省略します)。
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ヒントをはっきりさせる→根性より新しい習慣がやりやすい環境を作る
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魅力的にする→自分もそのよう(な人)になりたい
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易しくする→最少努力の法則
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満足できるものにする→報酬をもらい、明日も続けてみよう
最少努力の法則
私が一番興味深いと思ったのは最少努力の法則という考え方です。
この考え方のベースとしては、人は根性を持って物事を続けるより怠けたい傾向を持っています。新しい習慣というものは、今までの生活の中で慣れていないことです。人は慣れていないことに対して、行動する敷居が高くて、実行するまで難しいです。
最少努力の法則として、最初はやっても良いと思えるぐらい難しくないことから始めると良いです。例えば、運動の習慣を始めたいとき、最初は運動靴だけ履けば良いです。履くことに慣れてきたら、今度は運動靴を履いてコンビニまで行きます。
徐々に難易度を上げて、少しでも難しいと感じた時、そこで止めます。こうして、挑戦を最小限にして、何もやらないよりましという心構えで行くと、より習慣化しやすいです。ここのポイントは、一回の時間より頻度の方が大切です。
習慣の先には目標がある
ドリルを買う人が欲しいのは穴であるのと同様に、習慣を身に付けたい人が欲しいのは目標を実現することです。
良い習慣と悪い習慣を分けようとして、難しく感じてしまう時は、どういう人になりたいかという面から考えてみると、どの習慣を持つべきかの参考になるかもしれません。
私の実践
何回も失敗した運動の習慣ですが、この本を読んでから、最少努力の原則に沿って、👇の順番に徐々に挑戦して行きました。
- 最初は音楽を聴きながら出かけて散歩して、4曲目で帰る。
- 公園は少し夜景があって綺麗やから、公園へ行こう
- 2曲ぐらいジョギングしてみよう(お腹周り少しスッキリした?!)
- もう少し汗掻きたいから、4曲ぐらい走ってみよう
- ジョギング少し飽きたな、筋トレやってみよう
- 毎日何か運動をしよう
みたいな感じになりました。
結果的にこの2年間にずっと太っていた体は、半年ぐらいで5キロまで痩せました。目標以上に痩せ続けています。
また、毎日運動の習慣を持つことで、パソコン作業での肩こりと体の痛みは消えています。
習慣を身につけるための決定版
今までいろんな習慣をテーマにした本をめくったことがあります。大体の本は概念だけ述べて、本を読み終わった時には、何か新しい希望をもらった気分になれますが、結局何も変わりませんでした。
『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』のように考え方だけでなく、詳しいやり方まで紹介する本は稀だと思います。本書に書かれているたくさんのやり方の中に、自分と相性が良さそうなやり方を見つけられると思います。
私の場合は、新しい習慣を身につけるために本書を読んでみたのですが、それだけでなく、自分はどういう人であり、どういう人になりたいのかを考えるようになりました。
ただ、私自身が遠い将来どういう人になりたいのかは、まだはっきりとしたイメージがないので、もう少し身近な目標を立て、新しい習慣を作りました。どのような人になるかを後回しにしても良いと考えました。